ページの先頭です
メニューの終端です。

平成27年度施政方針

[2015年6月3日]

ID:8236

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

はじめに

石井明三市長

木々の緑も色濃くなる6月を迎えました本日、平成27年第2回京田辺市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、何かとご多用の中、ご参集いただき厚くお礼申し上げます。

さて、先に執行されました市議会議員一般選挙におきまして、当選されました議員のみなさんに、改めてお祝いを申し上げます。
何とぞ、市政の推進のために、ご尽力をお願いするとともに、ご活躍を祈念申し上げます。

私も、市長選挙の結果、三度、市政の舵取り役を担わせていただくこととなりました。
これまで2期8年、自ら先頭に立って、まちづくりに取り組んでまいりましたことに、評価を賜ることができたものと存じています。

引き続き、『未来のふるさと京田辺の創造』を政策理念とし、市政に対する市民の満足度を最大限高められるよう、議員のみなさんと連携を図るとともに、現地現場主義に徹し、職員と一丸となって、全力で市政運営に取り組んでまいります。

ここに、3期目に臨むにあたり、私の所信の一端を述べさせていただき、議員各位をはじめ、市民のみなさんには、引き続き、ご理解とご協力を賜りたいと存じます。

基本認識

いま、国際社会は、各国の多様な価値観が絡み合い、外交をはじめ政治や経済など、さまざまな分野において問題が複雑化している状況にあります。

今年、戦後70年という節目を迎え、先の大戦の悲惨な記憶が薄れる一方で、依然として、テロによって多くの人々が犠牲となる事件が多発するなど、国際社会が協調して、世界平和に向けた取組みを進めなければならないと認識しています。

また、昨今、地球温暖化に起因して、世界各地で異常気象による自然災害が頻発する状況にあり、CO2排出削減などの環境問題についても、地球規模での取組みが必要であると認識しているところです。

次に、国内情勢では、長きにわたるデフレ不況から回復傾向にありますが、人口減少や高齢社会という日本の未来にかかわる課題に対し、国をあげての取組みが必要になっています。

そして、今年、国と地方が一体となった地方創生の取組みがスタートすることとなります。人口が減少するなかで、日本が再び輝きを取り戻すためには、これまで培ってきた英知を結集し、地方が、その特色を生かして「まち・ひと・しごと」を創生し、元気になることが重要であると考えているところです。

このことから、まず、東日本大震災からの復興を確実なものとするとともに、東南海・南海地震や集中豪雨の発生が懸念されるなかで、安全・安心な暮らしを盤石なものにしなければならないと認識しているところです。

そして、日本の発展を支えるエネルギー問題についても、節電や省エネルギーへの取組みや、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーの普及に努めなければならないと認識しています。

また、人口減少や高齢社会を見据え、コンパクトシティの形成に向けて、中心市街地の生活サービス機能をさらに充実しなければならないと認識しています。

一方、増加が見込まれる空き家についても、有効な対策を講じていかなければならないと考えています。

また、企業誘致による雇用の創出のほか、観光資源やイベント等を活用した交流人口の増加など、地域活性化に向けたまちづくりが必要であると認識しています。

こうした国内外の課題をしっかりと認識し、状況の変化に迅速かつ確実に対応しながら、市政に対する市民の満足度を高められるよう、まちづくりを進めてまいります。

市政運営の基本姿勢

さて、平成27年度は、3期目のスタートにあたりますことから、これから4年間の市政運営の基本姿勢を述べさせていただきます。

私は、市長に就任以来、これまで「未来のふるさと京田辺の創造」を政策理念に、第3次総合計画に定める「まちづくりの基本方向」を基本政策として、京田辺を訪れるすべての人にも、地域の人々の温もりと豊かな自然に囲まれ、自分が生まれ育った「ふるさと」のように感じられるまちを目指し、全力で、まちづくりに取り組んでまいりました。

市民満足度調査において、7割を超える市民の方々から、「これからも住み続けたい」という声をいただいたのも、こうした取組みの積み重ねが評価されたものと確信しており、今後の地方創生の取組みにもつながると考えています。

さて、京田辺市のまちづくりの羅針盤である「第3次総合計画」の目標年次が、平成32年度となっています。

まさに、私の3期目、この4年が、第3次総合計画の仕上げの期間となるところです。

このため、本市が目指し続けてきました都市像「緑豊かで健康な文化田園都市」の実現に向けて、今回、選挙で掲げましたマニフェストを基に、平成27年度を目標年次とする基本計画に続く後期基本計画として、「(仮称)まちづくりプラン」を策定し、第3次総合計画の仕上げに取り組んでまいります。

そして、政策の展開にあたっては、都市像の緑・健康・文化・田園都市の4つの単語に、私自身が「阪神淡路」、「東日本」と二度にわたり大震災を目の当たりにした経験と、「東南海・南海地震」への危機感から、安全・安心を加え、「安全・安心」、「緑」、「健康」、「文化」、「田園都市」の5つをキーワードに、まちづくりに取り組んでまいります。

まずは、「安全・安心」であります。

私は、これまで一貫して、市民の安全を確保し、誰もが安心して暮らせるまちづくりを最優先に、市政の運営に努めてまいりました。

今後も、引き続き、インフラの耐震化や長寿命化を進めるほか、災害発生時に、共助の活動拠点となる避難所の充実と運営強化を図ることで、自然災害に強い、もう一段階上の「誰もが安全で安心できるまちづくり」を目指してまいります。

第2は、「緑」であります。

市民満足度調査によりますと、市民のみなさんが、京田辺市に住み続けたいとする一番の理由は「自然環境の良さ」でありました。

このことから、市民が、より自然豊かな里山や水辺に触れ親しめるよう、水辺の散策路整備を計画的に展開するなど、「緑に包まれた環境に優しいまちづくり」を進めてまいります。

第3は、「健康」であります。

私は、これまで、子育てしやすいまちを目指し、子育て支援と女性の社会進出への環境づくりに取り組んでまいりました。その結果、子育てしやすいまち「京都府ナンバーワン」といえる環境を整えることができたと自負しています。

これからも、子どもを安心して生み育てられる環境のより一層の充実を図るとともに、健康寿命という視点で、高齢者の生きがい創出に取り組むほか、障がいのある方の自立支援など、「誰にもやさしい健やかで幸せなまちづくり」を進めてまいります。

第4は、「文化・教育」であります。

本市が、今後も、魅力あるまちとして持続的に発展し続けるには、文化のストックを充実する必要があります。

そのため、さまざまな文化団体や施設の有機的な連携を図るため、文化ネットワークづくりに取り組み、市内の文化芸術活動をさらに促進することで、市民の手による文化の創造を進めてまいります。

また、未来の京田辺を担う子どもを育むため、学校ごとに特色ある教育を推進するとともに、本市の知的資源である同志社大学や関西文化学術研究都市との連携を深めることで、「文化の創造と誇りあるまちづくり」を進めてまいります。

第5は、「田園都市」であります。

将来人口推計によりますと、本市の人口は、今後10年程度増加し、その後、減少局面を迎えることから、都市の成長に応じた整備を行う一方で、将来の人口減少を見据えたまちづくりを進めることが、京田辺の明るい未来にとって非常に重要となります。

このことから、将来の人口減少や高齢社会に備えたコンパクトシティの構築に取り組むとともに、新名神高速道路の整備など、地域の特性を生かした新たな産業創出を図りながら、「自然と調和した活力あるまちづくり」を推進してまいります。

施策実現の手法

先に述べました5つの単語をキーワードに、施策や事業を積極的に展開するためには、行財政基盤の確立が重要となります。

そのため、行財政改革の取組みとして、効率的な行財政運営の視点に立って、市税等の収納率の向上や事務事業の効率・適正化を進め、財政の一層の健全化を図ってまいります。

また、今後、公共施設等の更新が集中する時期を迎えることから、「公共施設等総合管理計画」の策定に取り組み、長期的な視点をもって公共施設等のマネジメントを行うことで、財政負担の軽減と平準化に取り組んでまいります。

一方、魅力あるまちづくりに向けて、市の特色を生かした独自の施策を展開するためには、さらなる財源の確保に向けた努力と工夫が必要となります。

このことから、企業誘致等による自主財源の確保はもちろんのこと、私が築いてまいりました京都府や国とのパイプを最大限に生かし、地方創生関連予算をはじめ、各種補助金や交付金を有効に活用するなど、しっかりと財源を確保してまいります。

同時に、施策や事業を推進するマンパワーと市役所の組織力も非常に重要になります。

このことから、引き続き、チャレンジ精神を持って諸課題を乗り越えて行く職員の育成と、チームワークによる市役所組織力の向上に取り組むとともに、重要施策に対しては、着実かつスピーディに対応できるよう組織の充実を図ってまいります。

また、市民の声をより市政に反映するために、広報広聴機能の充実を図るとともに、市政への市民参画を一層促進してまいります。

さらに、大学があるまちという地域特性を生かしたまちづくりを進めるため、重要なパートナーである同志社大学や同志社女子大学との連携をさらに深めてまいります。

以上、申し上げました「市政運営の基本姿勢」と「施策実現の手法」によって、「未来のふるさと京田辺の創造」に全力で取り組んでまいります。

明るい未来への主な取組み

先に述べました市政運営の基本姿勢に沿って、まちづくりの「5つのキーワード」ごとに、次の各種施策を展開してまいります。

まず、「安全・安心」をキーワードとした取組みであります。

自然災害に対する市民生活の安全・安心の確立を最優先に取り組むとともに、平和な暮らしの中で、市民それぞれの人権が尊重され、性別に関係なく個性と能力を十分に発揮できる地域社会を構築することで、真に「誰もが安全で安心できるまちづくり」に取り組んでまいります。

防災・減災対策として、過去の災害の教訓から、災害時には、人と人との絆による共助が大きな力を発揮することから、この「共助」を軸に、災害に強いまちを目指して、次の取組みを進めてまいります。

昨年度、避難所の開設手順や運営ポイントなど、基本事項を取りまとめた「避難所運営基本マニュアル」を策定いたしましたが、今後、これを基に、それぞれの自主防災組織において、地域の特性や実情に応じた「避難所運営個別地区マニュアル」の策定が進められるよう取り組んでまいります。

また、マニュアルに沿って、避難所の迅速な開設と円滑な運営ができるよう、自主防災組織が主体となった実践的な避難所運営訓練を計画的に実施してまいります。

一方、混乱した災害現場で「共助」の力を十分に発揮するためには、地域の実情に精通し、判断力と行動力を備えた人材が必要になることから、市民による「防災士」の資格取得を推進してまいります。

また、災害時に、避難誘導や救命救助、情報収集など、多様な役割を担う消防団について、その役割を十分果たしていただけるよう、団員の確保と装備の充実に取り組んでまいります。

次に、豪雨による浸水や土砂災害から、市民が身を守るためには、事前の災害情報の把握など、日頃の備えが重要となります。

このため、市民自らが適切なルートを選定し、安全に避難できるよう、土砂災害や浸水が想定される危険箇所のほか、避難ルートなどを記載した「地域版防災マップ」の作成を進めてまいりましたが、引き続き、地域の拡大に取り組んでまいります。

次に、危機管理として、大規模災害時の市民の避難先を確保するという観点から、小・中学校施設の耐震化を完了いたしました。

今後、東南海・南海地震への危機が迫るなか、引き続き、市内木造住宅やライフラインとなる上下水道施設の耐震化を促進するとともに、消火栓が使えない場合を想定し、「耐震性防火水槽」の設置を計画的に進めてまいります。

次に、近年、多発する集中豪雨に対して、特に、本市は天井川が多く存在し、河川の氾濫や木津川の水位上昇による内水氾濫によって、市街地の浸水被害が懸念されることから、治水対策が非常に重要となっています。

天井川の対策については、現在、京都府により、興戸地区において防賀川の切下げ工事が進められていますが、馬坂川の上流区間の切下げのほか、天津神川の府道交差部の断面拡幅や耐震対策など、引き続き、早期の事業完成を強く要望してまいります。

内水排除対策については、木津川の水位上昇に伴う内水氾濫による浸水被害を軽減するため、京都府が大型ポンプ車を市内に配備することになりましたが、飯岡久保田樋門や田辺西浜樋門の排水能力の向上についても、国や京都府など関係機関に強く要望してまいります。

次に、市民の安全・安心な暮らしには、自然災害への備えのほか、犯罪や交通事故から市民を守る対策も必要となります。

このことから、市内の拠点駅周辺に続いて、興戸駅をはじめ、他の駅周辺にも犯罪抑止効果の高い防犯カメラを設置することで、さらなる防犯対策に取り組んでまいります。

また、巧妙化する振り込め詐欺などから市民を守るため、消費生活相談窓口の充実など、さらなる対策を講じてまいります。
さらに、市民を痛ましい交通事故等から守るため、引き続き、現地踏査を実施し、安全な歩行空間の確保に努めてまいります。

第2は、「緑」をキーワードとした取組みであります。

市民のみなさんが、本市の一番の魅力と感じている豊かな自然を大切にするとともに、街なかにおいても緑化の推進を図ることで、「緑に包まれた環境に優しいまちづくり」を進めてまいります。

まず、緑を大切にしたまちづくりを一層進めるため、市役所にそのエンジン役となる組織として「緑のまちづくり室」を設置するとともに、「緑の基本計画」の改訂に取り組んでまいります。

次に、市民のみなさんが、四季の移ろいを感じながら、歩いて楽しく健康づくりができるよう、薪地区の手原川に続き、防賀川などの水辺に散策路を順次整備するとともに、ルートマップの作成にも取り組んでまいります。

また、里山の保全では、本市のシンボルであり重要な緑の資産である甘南備山について、その豊かな自然を未来に引き継げるよう、引き続き、モデルフォレスト事業によって、市民や企業などが一体となった里山保全活動を推進してまいります。さらに、薪甘南備山保存会が進めるバイオトイレの整備に対する支援など、甘南備山を多くの市民のみなさんに親しんでいただけるような取組みを進めてまいります。

次に、緑に囲まれた市民の憩いの場づくりとして、京都府農業総合研究所の跡地に、新たに「緑」をテーマとした公園の整備を検討してまいります。

さらに、市の北部の住宅地に近接し、里山の自然が残る大住竜王谷に立地する野外活動センターについても、家族やグループで、ハイキングやキャンプ、自然環境の学習などを楽しんでいただける施設として、整備を検討してまいります。

次に、地球環境にやさしいまちづくりでは、「第2次京田辺市環境基本計画」に基づき、環境に関する施策を計画的に推進してまいります。特に、温室効果ガスの排出が少ない低炭素社会の構築に向けて、環境に配慮した三山木保育所の整備などを進めてまいりましたが、引き続き、エネルギー効率の高い「家庭用燃料電池システム」などの設置を促進するとともに、防犯灯等のLED化にも取り組んでまいります。

また、本市のごみ焼却施設「環境衛生センター甘南備園」の建替えについては、環境面での対策を一層強化するとともに、ごみの再資源化やエネルギーとしての有効活用の促進、長期の安定稼働の確保などを重視しながら、枚方市との広域処理に向けた準備を進めてまいります。

第3は、「健康」をキーワードとした取組みであります。

市民の健やかで幸せな暮らしを目指し、子育てしやすく、高齢者も生きがいを持って、健康的に、住み慣れた地域で住み続けられる「誰にもやさしい健やかで幸せなまちづくり」を進めてまいります。

まず、子育て支援のさらなる充実では、「京田辺市子ども・子育て支援事業計画」に基づいて、子どもを生み育てやすい環境整備を総合的に進めてまいります。
特に、多くの子どもを抱える家庭に対する支援として、地域商品券の配布や第3子以降の幼稚園・保育所の保育料無償化など、経済的負担の軽減を図ってまいります。

保育サービスの充実では、移転新築いたしました三山木保育所において、3か所目となる「地域子育て支援センター」を設置したほか、河原保育所に続き、2か所目となる一時保育サービスを開始しました。
今後、北部地域における一時保育サービスの実施についても、検討を進めてまいります。

また、市教育委員会と連携した子育て支援では、保護者が働いている場合でも、子どもを幼稚園に通わせることができるよう、4月から、市立幼稚園の全園で、午前8時から午後6時まで、預かり保育を拡大しました。

このほか、留守家庭児童会についても、対象児童を6年生まで拡大したほか、老朽化している松井ケ丘留守家庭児童会の施設整備に取り組んでまいります。
また、留守家庭だけでなく、放課後における子どもたちの多様な体験・活動が行える環境づくりの一環として、桃園小学校の施設拡充を図ってまいります。

次に、健康づくりでは、「いきいき健診」の対象を30歳代の男女に拡大するほか、ヨガ等をとり入れた「健幸もりもりセミナー」の開催など、若い世代の健康づくりを促進することで、近年、若年化する生活習慣病の予防対策に取り組んでまいります。
また、歩いて楽しく健康づくりができるよう「水辺の散策路」の整備を推進し、市民の「歩く健康づくり」を支援してまいります。

次に、高齢者福祉では、心豊かで生きがいを持てる生活を目指し、「高齢者いきいきポイント事業」をさらに充実させるとともに、75歳以上で介護認定を受けていない方に、「高齢者元気応援チケット」として地域商品券を配布するなど、高齢者の健康や生きがいづくりに視点をあて、地域貢献活動等への参加を応援してまいります。
さらに、認知症の方やその家族等に対して、市民の見守りやサポート体制を強化するため、「認知症サポーター養成講座」や「認知症カフェ」をさらに充実してまいります。

次に、障がい者福祉では、「第3期京田辺市障害者基本計画」に基づき、障がいのある方の自立や社会参加をさらに支援することで、障がいのあるなしにかかわらず、「すべての人が安心して、自分らしく暮らしていけるまち」に向けた取組みを進めてまいります。

次に、生活困窮に陥った方に対する取組みでは、「自立促進総合対策事業」によって、相談支援や住居確保給付金の支給を行うなど生活保護に至る前に支援を実施するほか、児童や生徒への学習・進学支援を行うなど、民生委員児童委員との連携を図るなかで、包括的に生活困窮者の生活安定と自立を促進してまいります。

次に、市民が、生涯を心身ともに健康で暮らしていくためには、子どもから高齢者までが、安心して医療サービスを受けられることが不可欠になります。
このことから、急性期医療体制や小児医療体制の強化のほか、高齢者が住み慣れたまちで継続的に医療・介護を受けられる体制整備など、市内医療機関が取り組む医療体制の充実と強化に対し、支援してまいります。

第4は、「文化・教育」をキーワードとした取組みであります。

子どもたちが個性を伸ばし、学力を高められる教育の推進のほか、さまざまな世代やニーズに対応した学習機会の充実を図ることで、市民の活動や暮らしの質をさらに高め、「文化の創造と誇りあるまちづくり」を進めてまいります。

文化の振興では、本市の文化振興の基本指針となる「京田辺市文化振興計画」を策定し、これに基づき、文化施策を総合的かつ計画的に推進してまいります。
そして、文化ネットワークの中心的な拠点となる、質の高い鑑賞空間や多様な文化芸術活動が行える機能と、優れた交通利便性を備えた文化施設の整備を進めてまいります。
また、市南部において、文化活動や地域コミュニティの拠点機能の確保を進めてまいります。

次に、京田辺をふるさととして愛着を持っていただくためには、本市の歴史や伝統文化を学び、知ることが大切となることから、新たな市史の編纂に向けて、史料整理などの準備を進めてまいります。

次に、学校教育においては、確かな学力、豊かな人間性、健康や体力など、調和のとれた「生きる力」の育成を基本とし、グローバル化や情報科学の進歩など、急速な社会の変化に対応する能力と資質の育成が必要であります。
そのことから、本市では、学校ごとに英語や読書など、教育の重点課題に取組むモデル校を指定し、先進的な研究活動や実践を進めてまいりましたが、その成果を全校に広げることで、児童・生徒の学力と体力の一層の向上に取り組んでまいります。
さらに、情報通信技術、いわゆるICTの積極的な導入や、学校図書館の機能の充実など、子どもたちの学習環境のさらなる整備に取り組んでまいります。

また、本年4月から、コミュニティ・スクール制度を導入した普賢寺小学校におきましては、学校運営協議会の意見を反映しながら、地域のみなさんとの協働によって、地域に開かれた魅力ある学校づくりを進めてまいります。

次に、教育環境の整備では、すべての小・中学校に空調設備の整備を完了いたしましたが、今後とも、長寿命化を含めた学校施設の計画的な維持管理を進めてまいります。
また、中学校給食は、デリバリー方式による昼食弁当の充実を図るとともに、給食のあり方について、保護者や関係者と検討を進めてまいります。

次に、生涯学習の推進では、市民ニーズにあった各種講座を開催することで学習機会の充実を図るとともに、同志社大学や同志社女子大学との連携によって、市民が最先端の知的資源に触れながら、知識と教養を深めていただけるよう取り組んでまいります。

次に、スポーツ振興については、「京田辺市スポーツ推進計画」に基づき、関係団体とともに、市民の主体的な活動を支援してまいります。
また、国際的な自転車レース「ツアー・オブ・ジャパン」や、一流選手によるスポーツ教室の開催など、トップレベルの競技に触れる機会を通じて子どもたちに夢と希望を与え、スポーツ意欲の高揚を図るなど、市民スポーツの振興に取り組んでまいります。

第5は、「田園都市」をキーワードとした取組みであります。

人口減少や高齢社会に備えたコンパクトシティの構築を目指し、交通利便性など、本市のポテンシャルを生かした産業振興を図りながら、「自然と調和した活力あるまちづくり」を進めてまいります。

まず、都市基盤の整備では、市中部の拠点である新田辺駅、京田辺駅周辺において、公共施設を核とした新たな市街地整備を推進するとともに、空洞化の進む新田辺駅東側においても、機能と価値を高められる取組みを進めることで、生活利便性の高いコンパクトシティの形成を目指してまいります。
また、市北部の拠点である松井山手駅周辺では、民間企業によるまちづくりが進んでいますが、駅周辺の未利用地の利活用を促進することで、まちのさらなる魅力アップに取り組んでまいります。
市南部の拠点整備としては、「三山木地区特定土地区画整理事業」の区域における土地利用の促進を図ることで、学研都市の「北の玄関口」にふさわしい街並みの形成を進めてまいります。

また、高齢社会に備えた都市機能の整備として、大住駅へのエレベータ設置や興戸駅改札口のバリアフリー化に取り組むほか、中央図書館など、公共施設についてもバリアフリー化を進めてまいります。
さらに、市内の公共バス路線の利便性向上を図ることで、市民の誰もが安全・安心に移動でき、公共施設等を利用しやすい環境を整備してまいります。

次に、本市が明るい未来に向かって、持続的に成長し、発展し続けるためには、農業、商工業、観光など、各産業をリンクさせることで地域産業の活性化を図るとともに、新たな産業の創出によって雇用を生み出すことが必要となります。
そのため、市民、企業、行政などが共通して目指すべき姿と、その実現に向けた重点施策を示す「京田辺市産業振興ビジョン」を策定し、中長期的視点に立って戦略的に施策を展開してまいります。

農業振興では、担い手の高齢化や後継者不足などの課題を抱えるなか、昨年は、京田辺玉露が日本貿易振興機構の一県一支援プログラムに選定されるなど、海外への販路拡大に向けて大きく前進いたしました。
今後も、京田辺玉露の魅力を国内外へ広くPRする取組みを展開し、販路拡大につなげることで茶業の振興に取り組んでまいります。
また、特産の田辺なすについても、JA京都やましろが行う「京都田辺なす共同選果場整備」を支援し、農家の選果、箱詰め作業の外部化によって、作付面積の拡大と新たな生産者の増加につなげてまいります。

次に、商工業の振興では、市内消費の拡大を目的として、京田辺市商工会が発行する「プレミアム付き商品券」に対し助成するとともに、融資制度の活用や異業種交流の促進によって、地域経済の活性化を図ってまいります。

次に、新産業の創出では、新名神高速道路の城陽・八幡間の開通が来年度に迫り、高速道路網の結節点として本市の優位性が高まるなか、本年4月、松井地域において世界的物流企業の進出が決定し、新たに多くの雇用が生まれる見込みとなりました。
今後も、企業の立地需要がますます高まることから、引き続き、大住工業専用地域拡大事業に対し支援を行うとともに、学研都市南田辺東・西地区の早期事業化を推進するなど、交通ポテンシャルの高さや同志社大学、学研都市といった知的資源を生かした新産業の創出に取り組んでまいります。

次に、観光振興では、「ツアー・オブ・ジャパン」や京都府と府南部市町村が一体となって取り組む「お茶の京都」のほか、「日本茶800年の歴史散歩」の日本遺産認定などの新たな観光資源を生かし、観光客を誘致することで、交流人口の増加と市内消費の拡大を図り、地域活性化に取り組んでまいります。

むすびに

以上、市長3期目を迎え、この4年間に実施いたします主な施策について、私の考えを述べさせていただきました。

2年後、京田辺も市制施行20年。人でいう成人を迎えます。
市内拠点駅周辺の整備も進み、高い利便性を備え、素晴らしい都市環境が整ったまちとして成熟してまいりました。
こうしたまちづくりの取組みをさらに進めるとともに、今以上に、市民の皆さんに、「我がまち京田辺」に誇りを持っていただけるよう、「美しく品格のあるまち」を目指してまいりたいと思います。

まず、まちの「品格」を高めるために、市民文化の振興に取り組み、文化のストックを充実してまいります。

次に、市民の皆さんと行政が協働で、自然と調和した美しい街並みや景観をつくってまいります。

3つ目に、京田辺の豊かな歴史や文化、大学のあるまち、そして学研都市のまちとして、その魅力を広く発信してまいります。

これらの取組みを通して、「京都南部の中心のまち」、「皆が住んでみたいと憧れるまち」、そんな京田辺をつくってまいります。

市議会をはじめ、行政委員や関係諸団体、さらには市民の皆さんのご理解とご協力を賜わりますようお願い申し上げまして、平成27年度の施政方針といたします。

ダウンロードファイル

Adobe ReaderPDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

ご意見をお聞かせください

  • このページはわかりやすかったですか?

  • このページの内容は役に立ちましたか?

アンケートは、今後のQ&A作成の参考とさせていただきます。

お問い合わせ

京田辺市役所企画政策部企画調整室

電話: (企画調整)0774-64-1310

ファックス: 0774-62-3830

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

お問い合わせフォーム


ページの先頭へ戻る

(C) Kyotanabe City. All Rights Reserved