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『個性キラリ☆自分流』第10回~理工系分野の研究者として活躍する女性~ 同志社大学生命医科学部医情報学科准教授 飛龍志津子さん「楽しく研究、楽しく育児」

[2013年10月1日]

ID:5797

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飛龍志津子さん(同志社大学生命医科学部医情報学科准教授)  「楽しく研究、楽しく育児」

趣味は「子ども」

ひりゅう しづこ
飛 龍  志 津 子 さん

現在、同志社大学生命医科学部
医情報学科准教授
趣味は「子ども」

 子どもが生まれてから、自分の趣味なんて考えたことがないですね。休日は3歳になる長男とプールへ行ったり、お買い物に行ったりと、子ども中心に過ごしています。強いて言えば、趣味は「子ども」ですね。

コウモリが出す超音波を研究

 現在、コウモリが出す超音波を研究しています。コウモリは目が見えないのですが、口から超音波を出し、戻って来たエコーで物体を感知します。その状況によって出す超音波の種類を変えるのですが、それが物理や数学の原理に合っていて、とても驚かされるんです。以前、光の届かない海で同じように超音波を使うイルカの研究をしたこともありますが、水中生物のイルカと、地上生物のコウモリが同じ超音波という方法を使っているなんて、面白いですよね。

理工系分野を専攻して良かったこと

 元々文系科目が苦手だったので、消去法で同志社大学工学部電子工学科を専攻しました。女性は100人中5人程度と少なかったですね。科目によっては、300人の受講生のうち、女性が私1人なんてこともありました。その時は、黒い服を着て隠れるように受講したり。中学・高校と女子校だったこともあって、最初は男性ばかりでとまどいましたが、苦労だとは思わなかったです。

 その後、同志社大学の大学院へ進学し、修士課程を修了しました。本当は博士課程まで進みたかったのですが、学費が高かったのと、「女の子だから」と両親に反対され、民間企業へ就職しました。

 当時は景気がよかったこともあり、民間企業1社の採用に絞って就職試験を受けました。理由は、友達と見学に行った時に、きれいな雰囲気にあこがれて、こんなところで働けたらいいなぁ、と直感で思ったからです。当時からですが、やはり理工系の学生は文系の学生より就職活動での苦労が少ないように感じます。そういう点では、理工系分野を専攻して良かったと思います。

人生の転換期

 就職後すぐに結婚し、就職5年目に会社の国内留学制度を利用して同志社大学へ。この時は休職・無給になるので迷いましたが、夫や先輩社員の方からの「思い切って行ってみたら?」の言葉に後押しされ、決心しました。後で聞いたのですが、夫は私がずっと研究を続けたかったことに気付いていたそうです。ちょうどその時、相談に向かった恩師の先生が超音波を使う動物の研究を立ち上げたところで、「それならコウモリの研究をしてみたら?」の言葉をきっかけに研究を始め、学位を取得しました。その後、2年間の研究員生活を経て、同志社大学に採用されました。今考えると、この頃が人生の転換期だったと思います。

恵まれた環境の中で、研究と育児を両立

 夫は家事や育児を積極的に協力してくれるので、私も楽しく研究と子育てを両立できています。コツは、周りの人に甘えて、頑張りすぎないことですね。

 実は今、2人目の子どもを妊娠中なのですが、1人目の子どもを出産のとき、初めは育児休業を取らないつもりだったんです。先輩の先生方の話をお聞きすると、育児休業をとらないどころか、出産前日まで研究室にいた方もおられるくらいでしたから。それに、育児休業を取れば、研究が遅れるという気持ちもありました。

 でも、恩師の先生から「育児休業は絶対取りなさい。子どもを育てるということは大事なことだよ。」と言われて、その時、目が覚めました。そして周囲の先生方の温かいサポートのおかげで、1年間育児休業を取ることができました。

 最初は、育児休業の1年間、文献を読んだり論文を書いたりして、時間を有効に使えると思っていたんです。ところが、育児は想像以上に大変で、それどころじゃなかった。研究に費やす時間もなく、焦って職場に戻りたくなったことも。でも、子どもの成長とともに段々と子育てを楽しむことができるようになり、今となっては子どもの成長を近くで見守ることができて良かったと思っていますし、2人目も育児休業を取得するつもりです。今回、研究についての焦りは全くありません。長い人生から見れば、小さな誤差だと思えるようになりました。また研究室の学生のみんなが、日ごろからとてもよくがんばってくれているので、安心しています。今後、出産を経験する女性研究者の方がおられれば、是非育児休業を取るように勧めたいと思っています。

 また、周りの先生方もとても理解してくださるので、感謝しています。本当に恵まれた環境だと思います。

新鮮で興味深い研究材料を提供したい

 子どもが生まれてから、学生への接し方、言葉のかけ方や叱り方が変わりました。学生と話していても、背後にその学生を心配する保護者の方の姿が見えるんです。学生と接する仕事をする者にとって、子育ての経験は大切だと思います。

 今後は学生が楽しく人間力を高められるような、新鮮で興味深い研究材料を出せるようにしたいですね。まだまだ理工系を専攻する女性は少ないので、是非女子のみなさんには、自分の好きな勉強や仕事を一生続けてほしいです。

インタビューを通じて…

 子どもが生まれて世界が2倍に広がったと笑顔で話す飛龍さん。男性研究者が多い理工系分野で、研究と子育てを楽しみながら続けておられる充実感が伝わってきました。

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